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「短歌研究」2012年10月号

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「短歌研究」2012年10月号は、現代短歌評論賞の発表号。

受賞作は三宅勇介さんの「抑圧され、記号化された自然ー機会詩についての考察ー」。

次席は荒井直子さんの「出来事の記憶を歌い残すということ」。

荒井直子さんは、「塔」と「太郎と花子」に所属。荒井さんの論文は、抄録しか掲載されていないのが残念だが、前半部分で、「河北歌壇」の投稿歌を丁寧に調べて、被災圏の方々の言葉に向き合っている。荒井さんは、長い間、新聞歌壇の作品をテーマの一つとして評論を書かれていて、粘り強い取り組みに頭が下がる思いがした。

荒井さんとは、「太郎と花子」で創刊以来ご一緒しているが、「太郎と花子」は、北海道新聞の日曜歌壇の選者である松川洋子と、若手を中心とした投稿者とで2000年に創刊。新聞歌壇は、荒井さんにとって、短歌のルーツである訳で、自らのルーツを辿るようなテーマでもある。

荒井直子さんの第一歌集『はるじょおん』(ながらみ書房)から、初出が北海道新聞の日曜歌壇の歌を一首紹介したい。

はじめての誘いの言葉は「ここに来い」技術屋ってのは本当にもう


職場で出会った「君」のことを詠った作品。「技術屋」という一語がとても効いている。同じ一連の〈「建ぺい率」とか言っとけば気に入ってもらえると思ってたんだ君に〉もとてもいい。「技術屋」の「君」の顔が目に浮かぶようだ。



「短歌研究」の同じ号の大松達知さんによる短歌時評「人物像を軸とした歌」では、私の歌集を取り上げていただき、とてもありがたく拝読。大松さん、ありがとうございました。



写真は、いただきものの群馬の銘酒「大盃」の純米吟醸。火入れ一回の貴重品。〈ふくろかん〉と読むらしい。群馬の日本酒は、私の中では、東の「赤城山」、西の「大盃」が双璧になっている。「赤城山」は、みどり市(旧・大間々町)のお酒で、赤城おろしを思わせる荒々しい辛口。一方の「大盃」は、高崎市倉渕町(旧・倉渕村)のお酒で、「赤城山」に比べるとかなりマイルド、倉渕村を領地にしていた小栗上野介を思わせる理知的な味わい。ありがとうございました。

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コメント 4

おおまつ。

タイミングを待っていたら、ずいぶん遅くなってしまいました。
申し訳ないです。
これでネット解禁です。
by おおまつ。 (2012-09-22 17:38) 

hajime

おおまつ様
取り上げてくださいましてありがとうございました。とてもありがたく拝読いたしました。
by hajime (2012-09-22 18:15) 

荒井直子

田村君、短歌研究読んでくれてありがとう。
次席はくやしいけれど、選考委員の批評を糧に、今後も書き続けて行こうと思います。
by 荒井直子 (2012-09-22 20:48) 

hajime

荒井様
ありがとうございます。テーマを持った粘り強い取り組み、尊敬しております。
by hajime (2012-09-23 09:47) 

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